2023年7月13日
【動画付き】おすすめライブ配信会社を選ぶコツ~オンライン・マーケティングを成功させる(2023年、東京発の情報)

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おすすめライブ配信会社を選ぶコツ~オンライン・マーケティングを成功させる(2023年、東京発の情報)

会社が本気で「ライブ配信をマーケティングに使う」と決めたら、その会社のマーケティング担当者が次にすべきことは、実績のあるライブ配信代行業者(以下、ライブ配信業者)の選定です。
ライブ配信とは、動画配信プラットフォームであるYouTubeやInstagram、SHOWROOM、17 Liveなどが提供している生放送方式の配信です。
ライブ配信はいわゆる素人でも実施できますが、動画の知識は必要であり企業がマーケティング効果を生み出すにはライブ配信業者とタッグを組んだほうがよいでしょう。この記事では、自社のビジネスとマーケティングにマッチしたライブ配信業者を探すときのポイントを10個紹介します。

ライブ配信業者選定の重要性

なぜマーケティングに力を入れている会社にとって、実績のあるライブ配信業者の選定が重要になるのか。それはライブ配信では失敗できないからです。

 

ライブゆえに取り返しがつかない

もちろんすべてのビジネスシーンで失敗したくないのですが、ライブ配信の場合は特に注意する必要があります。なぜならライブ配信での失敗は取り返しがつかないからです。ライブ配信の司会者(MC)がうっかり口を滑らせてしまったことは取り消すことができませんし、技術的なトラブルが起きたら多くの視聴者の前で無様な姿をさらすことになります。これはテレビ番組の生放送で放送事故を回避できないのと同じです。

 

失敗リスクが少なく成功確率が高い業者を選ぶ

そして企業のマーケティング担当者は「失敗しない」だけでは不十分なはずです。失敗しないことはいわば土台であり、その上に成功を築きたいはずです。失敗リスクが少なく、成功確率が高い、そして実績のあるライブ配信業者を選びましょう。実績があれば、企業のマーケティング担当者が困ったときに相談した場合、適切なアドバイスを受けることができます。

 

なぜ料金だけで業者を選んではいけないのか

安価であることをPRしているライブ配信業者がいます。そのような業者に依頼すればマーケティング・コストを下げることができます。これは企業にとって大きなメリットになります。しかし安価なライブ配信業者があるのに、なぜ適切な料金を求めるライブ配信業者があるのでしょうか。その理由は次のとおり。

  • 安価の理由:ライブ配信をやるだけならいわゆる素人でも可能だから。手を抜けばいくらでもコストダウンできる。
  • 適切な料金を求める理由:ライブ配信のクオリティを上げて高いマーケティング効果を狙うなら、それなりにコストがかかるため。

ライブ配信はイレギュラーなことが起こって当たり前の活動であり、顧客やユーザーや消費者などの視聴者はその「ハラハラドキドキ」をみたくてライブ配信を視聴します。しかしハプニングやトラブルが起きたときにすぐにリカバーできなければ、視聴者はその瞬間に白けてしまって離脱するでしょう。したがって企業がマーケティングにライブ配信を使うなら、技術力、問題を瞬時に解決できる経験値、相談に応じる対応力、を持つライブ配信業者に依頼したほうがよいのです。

それでは実績のあるライブ配信業者選定の10個のコツを1つずつみていきます。

 

選考ポイント1:技術力

企業のマーケティング担当者がライブ配信業者を選ぶとき、ライブ配信業者の営業担当者やスタッフに「御社の技術力を教えてください」と尋ねてみてください。この質問に真摯に回答したら1次試験合格です。

 

最新技術、最新設備を持っているか、それを使いこなせているか

ライブ配信業者を選ぶときは、最新の技術と最新の設備を持っているかどうかを確認する必要があります。適切なカメラ、マイク、映像編集ソフトウェア、ストリーミング・プラットフォームなどを保有し、なおかつそれらを自由自在に使いこなせているかを確認しましょう。

また、ライブ配信業者が提供する機能やサービスが、自社のニーズや目的に適合していることも重要です。例えば、インタラクティブな機能やチャット機能が必要な場合、それを提供できるかどうか確認しなければならないでしょう。

 

映像や音声の乱れ、配信の中断、遅延を起こさないか

ライブ配信が成功すると、会社のブランドやイメージを高めることができます。そのためには、信頼性やプロフェッショナリズムの高いライブ配信業者に依頼して、高品質な映像と音声、スムーズな配信を提供できることが最低条件です。逆に、信頼性や品質に問題のあるライブ配信業者を選んでしまい、映像や音声の乱れ、配信の中断、遅延などの問題が発生してしまったら会社のブランドとイメージは著しく低下します。

 

選考ポイント2:サポート体制と柔軟な対応力と予備機材

ライブ配信にはトラブル、ハプニング、失敗はつきもの、と考えてください。このことは、いまだに数千万円規模の予算をかけてつくる、テレビ局の生放送番組でもトラブルが起きていることからもわかると思います。ライブ配信では「トラブルを起こさないこと」を考えながらも、同時に「トラブルが起きたときにどうサポートするか、どう対応するか」も考えます。

 

トラブルの種類を知っているか、それに対応できるのか、を調べる

企業のマーケティング担当者やスタッフは、ライブ配信業者の営業担当者に「どのようなトラブルを想定していますか」「そのときどう対応しますか」「サポート体制は万全ですか」と尋ねてください。そもそも起こりうるトラブルの種類を知らないライブ配信業者は失格です。本番当日のリハーサルで、予定やシェア、画面共有したいものが出てくることがあります。このようなことは、ライブ配信に慣れていない業者は想像できないでしょう。そしてライブ配信中に問題が発生した場合、迅速かつ効果的なサポートが必要になります。ライブ配信業者が提供するサポートやカスタマーサービスの質や対応力が高いかどうかを確認してください。トラブルシューティングや技術的な問題に対して迅速に対応できる業者を選ぶことは、スムーズな配信の継続性を確保する上で重要です。

 

力のあるライブ配信業者なら予備機材を持ち込むはず

そして実力があるライブ配信業者は、予備の機材を現場に持ち込むはずです。次のような機材を予備として持ち込むライブ配信業者があったら、かなり安心できます。

■予備として持っておきたい機材

 

  • カメラ

ライブ配信用のメインカメラに加えて、予備のカメラを用意しておくと安心です。もしメインカメラに問題が生じた場合、予備のカメラをすぐに使用することで配信を継続できます。

 

  • マイク

配信中にマイクの故障や不具合が生じる可能性を考慮し、予備のマイクを用意しておくことが重要です。有線マイクやワイヤレスマイクの予備があれば、万が一の際にすぐに切り替えられます。

 

  • ヘッドセット、またはイヤホン

配信中のモニタリングやコミュニケーションに使用するヘッドセットやイヤホンも予備として用意しておきたいもの。ヘッドセットやイヤホンが壊れたり、音声に問題が生じたりした場合でも、予備があればすぐにリカバーできます。

 

  • ケーブルとアダプター

さまざまなケーブルやアダプターを用意しておくことも重要です。HDMIケーブル、USBケーブル、オーディオケーブルなど、各種の接続に必要なケーブルを予備として用意し、互換性の問題に対応する必要があります。

 

  • バッテリーと充電器

カメラやマイク、その他の機材には予備のバッテリーや充電器を用意しておくことが重要です。予期せぬバッテリー切れや充電器の故障が起きても、機材の連続稼働が可能な状態を保つことができます。

 

  • データストレージ

ライブ配信のデータを保存するための予備のデータ・ストレージ・デバイスも用意しておきたいところ。データ・ストレージ・デバイスとは、外付けハードディスクやUSBフラッシュドライブなどのこと。用意するのは簡単です。配信中にデータの保存に問題が生じた場合でも、予備のデバイスを使用してデータを確実に保存できます。視聴者はライブ配信中のトラブルを楽しみます。「どうしたどうした、どうなるんだ」と、むしろライブ配信に集中するでしょう。しかしなかなかリカバーができず、オタオタしている時間が長くなると、視聴者は急に態度を変え「なんだこれは、だらしないな」と怒りを感じ始めます。視聴者は顧客または見込み客なので、怒らせることはあってはなりません。予備機材は「オタオタ時間」を最短にします。

 

選考ポイント3:信頼性と評判

よいライブ配信業者を選ぶ、最も簡単な方法は、信頼性が高く評判のよい業者を探すことです。しかしこの簡単なことは実行することが難しいのです。なぜなら、多くの企業のマーケティング担当者やスタッフは、ライブ配信業者の信頼性と評判を知らないからです。これはやむを得ないところがあって、ライブ配信はマーケティング・ツールとしては新しい部類に入るので、「目利き」ができるマーケティング担当者が多くないのです。魚の目利きができる人が、牛肉の目利きができるわけではないのと同じ原理です。ライブ配信業者の信頼性と評判の基準を紹介します。

 

ライブ配信業者の信頼性はこう見抜こう

ライブ配信業者の信頼性がどのような要素によって評価されるのか解説します。ライブ配信業者が提供するストリーム(映像や音声のデータフロー)が安定しており、視聴者にとって中断や乱れのない高品質な配信が可能であるかどうか、は重要な要素です。信頼性の高いライブ配信業者は、信号の遅延や断片化を最小限に抑え、一貫した視聴体験を提供します。ライブ配信業者が使用するサーバーの信頼性も重要です。大勢の視聴者が同時にアクセスする場合、サーバーが適切に処理し続けることが求められます。信頼性の高いライブ配信業者は、負荷のかかる状況でも安定したサーバー・パフォーマンスを提供します。ライブ配信中に問題が発生した場合、迅速かつ効果的なサポートが必要です。信頼性の高いライブ配信業者は、24時間体制でのサポートやトラブルシューティングを提供し、配信の中断や問題解決に迅速に対応します。

 

ライブ配信業者の評判はこう見抜こう

ライブ配信業者の評判がどのようにつくられていくのか解説します。ライブ配信業者が過去に提供してきたライブ配信のパフォーマンスや品質は、その評判を形成する重要な要素です。ほかの企業や個人がそのライブ配信業者を利用して実施したライブ配信の内容や評判をチェックしましょう。チェックポイントは、安定性、映像・音声の品質、ストリーミングのパフォーマンスなどです。ライブ配信業者のクライアント、つまり利用者の満足度も評判を形成する要素です。そのライブ配信業者を使った企業や個人の満足度のレビューや評価は評判に大きな影響を与えます。ライブ配信業者の信頼性とプロフェッショナリズムは、その評判に大きく関わります。ライブ配信業者は、契約時に約束したサービスや品質を提供できたか検証する必要があります。ライブ配信業者が新しいテクノロジーや機能を積極的に導入し、クライアントに革新的なサービスを提供しているかどうかも評判に関わります。業界の最新動向に敏感であり、ニーズに合わせた機能やサービスを提供するライブ配信業者は、評判が高い傾向にあります。また、相談ごとに対して適切に回答できる業者を選びたいものです。

信頼性と評判は密接に関連しており、信頼性の高い配信業者がよい評判を獲得できている傾向があります。

 

選考ポイント4:カスタマイズ可能性

ライブ配信におけるカスタマイズとは、配信内容や視聴体験を企業のブランドや目的に合わせて調整し、個別の要件やニーズに対応すること、です。これができるライブ配信業者がそう多くはないのですが、ライブ配信を実施する企業はここを重視したいところです。

 

企業がライブ配信業者にカスタマイズを依頼するメリット

企業がマーケティングでライブ配信を行う際に、ライブ配信業者にカスタマイズを依頼することで得られるメリットを紹介します。ライブ配信をカスタマイズすることで、企業のブランド・メッセージやビジュアル・アイデンティティを一貫して表現することができます。ロゴやカラースキーム(目的に合った配色の設計)の統一、オープニングやエンディングなど、独自の要素を組み込むことで、企業のイメージを向上させることができます。

ライブ配信のカスタマイズにより、企業のターゲット視聴者に合わせた配信コンテンツや言語、地域特性のカスタマイズが可能です。例えば、EC企業であれば海外の顧客や見込み客にもライブ配信を視聴してもらいたいでしょう。そうであれば特定の言語の字幕や同時通訳、地域に特化したコンテンツの提供など、視聴者のニーズや文化的な要素に応じて配信を最適化する必要があり、それはカスタマイズでしか達成できません。またセミナーの場合は、特に訴求力を上げる必要があるので、やはりカスタマイズが必要になります。ライブ配信のカスタマイズにより、視聴者とのインタラクション(相互作用)を促進できます。例えば、リアルタイムのチャット機能や質問応答セッション、投票やアンケートの実施、ソーシャルメディアとの連動など、視聴者参加型の要素を組み込むことでよりエンゲージメント(深い関係性)の高い視聴体験を提供することができます。ライブ配信業者が、データ分析を得意にしていたり、評価機能を有したりしていることは重要です。視聴者の行動分析や視聴データの収集により、企業はライブ配信の効果を評価し、改善点や成功要因を把握することができます。これにより、将来のマーケティング戦略やライブ配信計画の最適化に役立てることができます。カスタマイズされたライブ配信は、企業のブランド認知度の向上、ターゲット視聴者との関係構築、エンゲージメントの促進など、マーケティング上のメリットをもたらします。企業の独自性と競争力を高め、視聴者とのつながりを深めるために、カスタマイズ・メニューが多いライブ配信業者を選定したいものです。

 

選考ポイント5:視聴者とのエンゲージメント

ライブ配信における「視聴者のエンゲージメント」とは、視聴者がライブ配信コンテンツに積極的に参加し、関与することを指します。エンゲージメントは、視聴者との強いつながりを形成し、ライブ配信を成功させること=マーケティングの目標達成に欠かせません。例えばセミナーをライブ配信するのであれば、視聴者とのエンゲージメントが重要であることは明白です。

 

エンゲージメントの例とその効果

視聴者のエンゲージメントの例とその効果について説明します。視聴者がライブ配信中にコメントやチャットで配信主や他の視聴者とコミュニケーションを取ることは、エンゲージメントの一形態です。視聴者が質問や意見を共有し、リアルタイムのやり取りが行われることで、配信のインタラクティブ性が高まります。これにより、視聴者はより関与感を持ち、企業がつくるコミュニティの一員として参加することができます。

視聴者のなかには、ライブ配信に満足したら、その内容をソーシャルメディア上でシェアする人がいます。そのような視聴者が関連するハッシュタグを使用することは、エンゲージメントの一形態です。視聴者が自身のソーシャルネットワークで配信を広めることで、ライブ配信の露出や話題性が高まります。これにより新たな視聴者を獲得し、ブランドやコンテンツの拡散効果を生み出すことができます。配信中に視聴者に対してリアクションやアンケートを促すことで、エンゲージメントを高めることができます。視聴者の意見や好みを把握し、それに応じたコンテンツやプレゼンテーションを提供することで、視聴者の関心を引きつけます。また、視聴者のフィードバックを活かし将来のライブ配信改善に役立てることもできます。視聴者がライブ配信中にゲーム、クイズ、投票、プレゼントなどのインタラクティブな要素に参加できるようにすると、エンゲージメントが高まります。これにより、視聴者はより積極的に配信に関与し、長時間視聴する意欲が高まります。

 

視聴者とつながることができる

視聴者のエンゲージメントの増加は、配信の成功やマーケティング目標の達成に寄与します。エンゲージメントが高まると、視聴者との関係が強化され、ブランド認知度やロイヤリティの向上、コンテンツの拡散、販促効果の増大などが期待できます。そのため、ライブ配信では視聴者のエンゲージメントを重視し、積極的な参加や関与を促す工夫が必要です。これにより、通常のマーケティングでは難しかった「顧客とつながること」が可能になります。

選考ポイント6:動画配信プラットフォームとの互換性

ここでは技術的な話をします。ライブ配信業者が使用する機材と、ライブ配信で使う動画配信プラットフォーム(YouTubeやInstagram、SHOWROOM、17 Liveなどのこと)との互換性はとても重要なので、詳しく解説します。

 

ビデオ・フォーマット、コーデック、ストリーミング・プロトコル、API

配信プラットフォームは、一般的に特定のビデオ・フォーマットやコーデックをサポートしています。ライブ配信業者が使用する機材は、プラットフォームが要求するフォーマットやコーデックに対応している必要があります。例えば、プラットフォームがH.264コーデックを要求する場合、配信業者や機材はH.264コーデックに対応している必要があります。動画配信プラットフォームは一般的に特定のストリーミング・プロトコル(RTMP、HLS、WebRTCなど)を使用しています。ライブ配信業者の機材は、プラットフォームが要求するストリーミング・プロトコルに対応している必要があります。これにより、配信の安定性や品質を確保することができます。動画配信プラットフォームは、独自の機能やAPIを提供しています。ライブ配信業者の機材は、これらの機能やAPIとの互換性を持つことで、動画配信プラットフォームの機能を最大限に活用したり、特定の操作や設定を行ったりすることができます。例えば、チャット機能や視聴者数の表示、広告の挿入など、動画配信プラットフォームが提供する機能を利用するためには、互換性が必要です。

 

なぜ互換性がそれほど重要なのか

ライブ配信業者が動画配信プラットフォームとの互換性を確保していると、配信の安定性や品質を保つことができます。その逆に互換性を確保できていないと、映像や音声の遅延、フリーズ、カクつきなどの問題が発生する可能性があります。機能やAPIとの互換性を確保することで、より魅力的な配信体験や視聴者とのインタラクション、データ分析など、さまざまなメリットを享受することができます。例えばYouTubeのヘビーユーザーはYouTubeの環境や機能に慣れています。この場合、ライブ配信業者がYouTubeとの互換性を有していれば、この視聴者はスムーズにライブ配信を視聴し、快適なユーザー・エクスペリエンスを得ることができます。したがって、ライブ配信を行う際には、選択した動画配信プラットフォームとの互換性を考慮し、配信業者や使用する機材が要件を満たしていることを確認することが重要です。

 

選考ポイント7:スケーラビリティ

ライブ配信におけるスケーラビリティとは、配信システムやインフラストラクチャが需要の増加に柔軟に対応し、大規模な視聴者数やトラフィックを処理する能力を持つことを指します。スケーラビリティが高いということは、需要の増減に応じてリソースを適切に割り当て、配信の品質やパフォーマンスを維持することができることを意味します。

たくさんの人に参加してもらうにはそれなりの準備が必要

企業のライブ配信は、一度に大勢の視聴者に向けて行われることもあります。ライブ配信業者が、大規模な視聴者数に対応できるインフラストラクチャやネットワークを持っているか確認しましょう。また、将来的に視聴者数や配信の規模が増える可能性を考慮し、スケーラビリティの高い配信業者を選ぶことも重要です。スケーラビリティが低い場合、サーバーやネットワークが過負荷となり、配信品質が低下したり、接続の断続や遅延が発生したりする可能性があります。ライブ配信では、配信が始まる時間やイベントの進行に伴ってトラフィックが急増することがあります。例えば、大規模なイベントの開始時や注目の瞬間などです。スケーラビリティが高ければ、需要の急増に迅速に対応し、サーバーやネットワークのパフォーマンスを維持することができます。

 

視聴者のことを想うならスケーラビリティの高いライブ配信業者を選ぶべき

スケーラビリティの高い配信システムは、視聴者にとって快適な視聴体験を提供することができます。配信の遅延やフリーズ、画質の劣化などの問題が少ないため、視聴者は配信に没頭しやすくなります。スケーラビリティが低い場合は、視聴体験が悪化し、視聴者の離脱や不満の原因となる可能性があります。スケーラビリティの高い配信システムは、需要の増加に柔軟に対応することができるため、ビジネスの拡大や収益性の向上につながります。大規模な視聴者数を処理できることで、広告収入や課金モデルによる収益の最大化が可能となります。

 

選考ポイント8:価格と価値

冒頭で、安価を売りにしているライブ配信業者には注意したほうがよい、とアドバイスしましたが、その一方で不当に高額な料金を請求するライブ配信業者も、コスト意識が低いといわざるをえないでしょう。企業がライブ配信を実施するのはマーケティング効果を高めたいからであり、そして企業はマーケティング予算が限られています。その予算内で高品質のライブ配信を実施することも、ライブ配信業者の腕の見せ所でもあります。

 

複数のライブ配信業者に見積もりを依頼しよう

ライブ配信業者の料金体系と自社の予算を比較することが重要です。複数のライブ配信業者の料金体系を比較し、提供されるサービスや品質に見合った価格設定をしているかどうかを検討してください。コスト面でのバランスを考慮しながら、適切な業者を選ぶことが求められます。

 

選考ポイント9:コンテンツの保護とセキュリティ

ライブ配信が成功すると、それは企業にとって重要コンテンツになります。ライブ配信の人気が上がればそれをシリーズ化することでマーケティング効果を継続させることができます。セミナーをライブ配信で成功させれば、その録画も重要コンテンツになります。ただし、ライブ配信は今急速に注目を集めているので、真似される可能性があります。そのためライブ配信業者がコンテンツを保護する施策を持っているかどうか確認してみてください。そしてライブ配信はインターネットを使うのでセキュリティが重要であることは言うまでもありません。ライブ配信業者に見積もり依頼をするときは、質問項目に「セキュリティ対応はどうなっているか」を加えてください。

 

選考ポイント10:経験と専門知識

企業のマーケティング担当者は、ライブ配信業者を選定するとき、先方の営業担当者ととにかくじっくり対話するようにしてください。対話が深まるほど、そのライブ配信業者の経験と専門知識の深さと厚みがみえてきます。企業のマーケティング担当者は、ライブ配信業者の営業担当者に「素人っぽい質問」をどんどんぶつけてください。ライブ配信業者の営業担当者が「当社は~ができる」と言ったら、そのように言える根拠を尋ねてください。

 

具体的な業者選定のプロセス:失敗しない方法

ライブ配信業者を選ぶ際の一般的なプロセスを以下に示します。

 

■ステップ1:ニーズと要件を明確にする
マーケティング担当者は、ライブ配信の目的や目標を明確にしましょう。例えば、商品の紹介、イベントのライブ・ストリーミング、トレーニング・セッションの配信など。
必要な機能や要件を特定しましょう。要件には、視聴者数、視聴可能なデバイス、コンテンツ保護、収益化オプションなどがあります。

 

■ステップ2:どのようなライブ配信業者があるか調べる
インターネットを利用して、ライブ配信業者の情報を収集しましょう。主要なプレイヤーや専門業者を探し、その評判や提供するサービスについて調査します。自社と同じ業界に属している企業の経験談やレビューは参考になります。

 

■ステップ3:ライブ配信業者に接触する
マーケティング担当者が興味を持ったライブ配信業者に連絡を取りましょう。電話やメール、オンライン・フォームなどを通じて問い合わせることが一般的です。自社のニーズや要件、配信のスケールについて詳しく説明してください。

 

■ステップ4:プレゼンテーションやデモをしてもらう
マーケティング担当者はライブ配信業者に、プレゼンテーションやデモを要求しましょう。これによりサービスや技術、機能、パフォーマンスを評価することができます。
デモンストレーションを通じて、自社のニーズにどのように対応するのかを確認しましょう。

 

■ステップ5:提案と見積もりを依頼する
ライブ配信業者に、提案と見積もりを依頼します。提案には、サービスの詳細、料金、契約条件などが含まれます。複数の業者から提案を受け取ることで比較検討することができます。

 

■ステップ6:交渉と契約の締結
最終的な候補業者と契約条件を詳細に検討しましょう。料金、サービスレベル契約、契約期間、サポート・オプションなどを確認し、必要に応じて交渉を行います。両者が合意したら契約を締結します。

 

■ステップ7:実装とテスト
契約を締結したら、ライブ配信業者にシステムの実装やテストを進めてもらいます。必要な設定やカスタマイズを行い、安定した配信を確保します。

■ステップ8:自社がやることとライブ配信業者が担当する業務をわける
テストが終わったら、本番に向けて準備します。マーケティング担当者は自社がやることや、自社で用意する人・モノを確認し、それを確保します。ライブ配信業者に今一度、してくれることとしてくれないことを確認して、両者で協力して準備を進めます。
あとはライブ配信本番を迎えるだけです。

 

結論:「ライブ配信を成功させる」と決めたらTAKE1へ

ユーチューバーや芸能人のライブ配信をみていると「簡単そうだな」と思えるはずです。実際、ライブ配信は、クオリティを度外視すれば簡単です。しかし企業のマーケティングにおいて、ライブ配信のクオリティを度外視できるわけがありません。信頼性、品質、技術、スケーラビリティ、サポート、コストなどの観点から最適なライブ配信業者を選んでください。適切な業者を選ぶことで、企業のマーケティング活動やイベントの成功につなげることができます。

企業の経営者やマーケティング担当者が「ライブ配信を成功させる」と決めたら、ぜひTAKE1に声をかけることを忘れないでください。見積もり依頼を出すライブ配信業者リストにTAKE1を加えることを強くおすすめします。TAKE1のプレゼン内容を確認せず、ライブ配信業者を決めないでください。

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