2023年7月14日
【動画付き】Zoomウェビナー方法、使い方基本、メリットを解説マーケティングで使え効果を上げかたとは

インターネット会議システムのZoomにはウェビナー機能があり、これは企業のマーケティングに使えます。Zoomウェビナーは企業と顧客、見込み客、一般消費者をつなぎ、相互作用を最大化するでしょう。Zoomウェビナー使い方、開催に際しマーケティング効果を上げる方法を解説、紹介します。

TABLE OF CONTENTS

Zoomウェビナー方法、使い方基本、メリットを解説マーケティングで使え効果を上げかたとは

インターネット会議システムのZoomには、ウェブ上でセミナーを開催するウェビナーの機能があります。企業がウェビナーを開催すると、リアルのセミナーと同じように顧客や消費者にダイレクトに商品やサービスを訴求できます。ウェビナーは、マーケティングの有効ツールといえます。

そこでこの記事では、企業のマーケターがZoomウェビナーを活用してマーケティング効果をあげる方法を紹介します。

 

Zoomウェビナーとマーケティングの関係「なぜ企業に推奨されるのか」

Zoomウェビナーの機能などを紹介する前に、なぜこれがマーケティングに有効なのか解説します。なぜZoomウェビナーは、マーケティングに苦慮している企業に推奨されるのでしょうか。

 

大規模なオーディエンスにリーチできるから

Zoomウェビナーは数千人の参加者を一度に受け入れることができます。これにより広範な参加者(顧客や見込み客、消費者、視聴者)に商品やサービスについての情報を効率的に伝えることができます。

 

リアルタイムで相互に作用し合えるから

Zoomウェビナーでは、主催者である企業と参加者がリアルタイムで相互に作用し合うことができます。Zoomウェビナーには質疑応答機能やチャット機能があるのでこれらを活用すれば、参加者の質問に直接回答したり、フィードバックを得たりすることができます。

 

ブランドの知名度向上に寄与するから

Zoomウェビナーを使えば、企業が自社の専門知識を披露したり、市場でリーダーシップを発揮している様子を報告したりすることができます。業界のトピックやトレンドについての洞察を提供したり、参加者に価値ある情報を提供したりすることも可能です。こうしたPR活動は企業の知名度とブランド力を向上させるでしょう。

 

コストも時間も節約できるから

Zoomウェビナーはオンラインで行われるため、主催者である企業はリアルの会場を用意する必要がなく、参加者は交通費と時間を使って会場に行く必要がありません。また、準備や実施にかかる時間も短縮できます。これにより、予算と時間を効果的に管理しながら、マーケティング活動を展開することができます。

 

コンテンツを再利用できるから

Zoomウェビナーはインターネット上のイベントなので簡単に録画できます。それを後日、再放送という形で公開することができます。これにより当日参加できなかった人が同じ情報を得ることができますし、参加した人もこれで内容を復習できます。またZoomウェビナーの内容をブログ記事やSNSに使い回すことができます。つまりZoomウェビナーを1回開催するだけで、PR効果は2倍にも3倍にもなります。Zoomウェビナーの再利用性はマーケティングの強い味方になるでしょう。このようにZoomウェビナーは、企業が効果的なマーケティング・キャンペーンを実施するための優れたツールということができます。

 

Zoomウェビナーの機能を解説「これで何ができるのか」

それではZoomウェビナーの正体を明らかにしていきます。Zoomウェビナーとはそもそもなんなのか。Zoomウェビナーにはどのような機能が搭載されているのか。「あのZoom」と何が違い、何が同じなのか。――このあたりを明らかにしていきます。まずは、そもそもZoomウェビナーの「ウェビナー」とはなんなのか、からみていきます。

 

ウェビナーとはそもそもなんなのか

Zoomウェビナーは、Zoomによるウェビナーなので、まずはウェビナーについて説明します。ウェビナー(Webinar)は、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた言葉で、インターネット上で行われるオンライン・セミナーのことを指します。ウェビナーの主催者は、オンライン上(インターネット上)で特定のトピックやテーマに関連する情報を提供し、参加者(顧客や見込み客、消費者、視聴者)と対話します。マーケティング・イベントの一種といえるでしょう。ウェビナーは通常、ライブストリーミングやビデオ会議ソフトウェアを使用して行われ、プレゼンターが画面を共有したりプレゼンテーションを行ったりして、参加者はリアルタイムで視聴したり質問したりすることができます。企業がウェビナーを開催する目的には次のようなものがあります。企業が次のようなことをしたい場合、ウェビナーが有効です。

  • 情報を提供して顧客を「教育」する

ウェビナーはセミナーなので、主催者は参加者に特定のことについて詳しく教えることができます。特定のトピックを知らせたいとき、商品・サービスの情報を提供したいとき、顧客や消費者を啓蒙したいときに使うことができます。

  • マーケティングと販売が可能

ウェビナーは商品・サービスのプロモーションや販売促進に使うことができます。製品のデモンストレーションや専門家によるプレゼンテーションを行えば、参加者に訴求できます。

  • 顧客と対話することでエンゲージメントを強化できる

ウェビナーは、顧客と対話したり、エンゲージメントを促進したりするときに使われます。質疑応答セッションやディスカッション・フォーラムを実施すれば、参加者とのコミュニケーションが活性化されます。ウェビナーには、1)インターネット上で行われ、2)リアルタイムで参加者と対話することでインタラクション(相互作用)が生まれる、という2つの性質があるので、地理的な制約を超えて多くの顧客・消費者とつながることができます。

 

Zoomウェビナーとはそもそもなんなのか

Zoomウェビナーは「あのZoom」の機能の1つです。Zoomはインターネット・ツールのなかの、オンライン会議ツール、またはコミュニケーション・ツールのジャンルに含まれます。Zoomは、ビジネスや教育などさまざまな目的で利用されており、使いやすさと高品質が売りになっています。Zoomユーザーは、パソコン、スマートフォン、タブレットなどのデバイスを使用してオンライン会議やコミュニケーションに参加します。Zoomウェビナーは、大規模オンライン・イベントや大規模プレゼンテーションなどに特化した機能です。Zoomは、アメリカの本社を置くZoomビデオコミュニケーションズ社が開発、運営しました。その創業者兼CEOであるエリック・ヤン氏は中国生まれ中国育ちで、その後アメリカ国籍を取得しました。Zoomは2012年にリリースされ、特に2020年以降、世界的なパンデミックの影響により急速に普及しました。

 

Zoomウェビナーの機能とできるこ

Zoomウェビナーの機能やできることを箇条書きで紹介します。

  • 大規模なオンライン・イベントを開催できる

Zoomウェビナーなら数千人の参加者を一度に受け入れることができます。リアルタイムな相互作用が可能です。

  • 主催者と参加者が質疑応答できる

チャット機能を通じて、参加者とリアルタイムにコミュニケーションすることができます。画面共有機能を使えばプレゼンテーションも簡単に実施できます。

  • スライドやデモンストレーションを参加者と共有することができる

画面共有機能を使えば、資料を瞬時に参加者に提供できます。

  • 参加者に事前に、プレゼンテーション資料や関連資料を送付できる
  • レポートや分析を通じて参加者のデータを収集できる

Zoomウェビナーなら、参加者の登録情報や参加者の行動データを収集し、分析することができます。

  • ウェビナーを録画でき、後日、再放送ができる

Zoomウェビナーならウェビナーの様子を録画し、後日参加できなかった人が視聴できるようにすることができます。

  • 投票やアンケートができる

Zoomウェビナーなら、参加者に対して投票やアンケートを実施し、リアルタイムでフィードバックを収集できます。

  • 外国人にも参加してもらえる

Zoomウェビナーには、多言語の字幕や通訳の機能があります。国際的なオーディエンスに対応することができます。

  • カスタマイズできる

Zoomウェビナーなら、企業のブランドに合わせてウェビナーのデザインを変えるなどのカスタマイズができます。

  • プライバシーとデータを保護できる

Zoomウェビナーには、パスワード保護や参加者の承認制などのセキュリティ機能があります。これでプライバシーとデータを保護できます。

以上がZoomウェビナーの主な機能とできることです。これらの機能を活用することで、効果的なオンライン・イベントやプレゼンテーションを行うことができます。

 

Zoom会議との違いは

Zoomには最もポピュラーな機能であるZoom会議があります。これとZoomウェビナーの違いを説明します。まず参加できる人数が違います。Zoom会議の定員は原則100人ですが、Zoomウェビナーは数千人規模のイベントを開催できます。相互作用効果も違います。Zoom会議でも参加者どうしやホストと参加者との間で相互作用が生まれますが、Zoomウェビナーは質疑応答機能やフィードバック機能、チャット機能が充実しているので、相互作用はより高まり深まるでしょう。主催者のコントロール性もZoomウェビナーのほうが有利です。Zoom会議にも、ホストが参加者のカメラやマイクを制御できますが、Zoomウェビナーでは主催者がより強く参加者の音声やビデオを制御できます。

コンテンツの配信力や情報発信力もZoomウェビナーのほうが上です。Zoomウェビナーはスピーカーやプレゼンターが情報提供しやすいようにデザインされています。一方のZoom会議は、参加者に相当のプレゼン能力がないと効果的なプレゼンは難しいでしょう。

録画する予定や再放送する予定があるのなら、最初からZoomウェビナーを使ったほうがよいでしょう。Zoomウェビナーはウェビナーをコンテンツ化することを想定してつくられているので、録画も再放送も容易です。一方、Zoom会議でも録画は可能ですが、通常は参加者の同意が必要です。これらの違いにより、Zoomウェビナーは大規模なオンライン・イベントや情報提供に適しており、Zoom会議はより小規模でより対話的なコミュニケーションや共同作業に適している、といえます。

 

Zoomウェビナーの設定方法を解説

Zoomウェビナーを利用するには設定が必要です。ステップごとに設定方法を解説します。

■ステップ1:Zoomアカウントを作成する

Zoomの公式ウェブサイトにアクセスし、アカウントを作成します。必要な情報を入力し、アカウントを作成してください。

■ステップ2:Zoomウェビナーの設定

ダッシュボードにログインしたら、左側のメニューから「ウェビナー」を選択します。その後「ウェビナーの設定」をクリックします。

 

■ステップ3:開催するZoomウェビナーの基本情報を入力

これから開催するZoomウェビナーのタイトル、日時、時間の長さなどの基本情報を入力します。また、Zoomウェビナーの説明や登録フォームを設定することもできます。

 

■ステップ4:参加者の設定

参加者の管理や承認方法を選択します。参加者を自動で承認するか、手動で承認するかを選択できます。また、登録フォームを使用して参加者の情報を収集することもできます。

 

■ステップ5:Zoomウェビナーのオプションを設定

Zoomウェビナーのオプションを設定します。録画や自動再生、質疑応答の設定、参加者のマイクやビデオの制御、字幕や通訳の設定など、Zoomウェビナーの機能をカスタマイズできます。

 

■ステップ6:招待と共有

Zoomウェビナーの詳細情報や参加リンクを参加者に招待するために共有します。メールやカレンダーの招待、ソーシャルメディアなどを活用して参加者に情報を提供します。

 

■ステップ7:Zoomウェビナーの実施と管理

Zoomウェビナーの日時が近づくと、設定したオプションに基づいてZoomウェビナーを実施します。Zoomウェビナー中には、参加者の質疑応答に対応したり、参加者のデータを収集したりすることができます。

以上が基本的なZoomウェビナーの設定手順です。オプションにはさまざまな機能があるので、具体的なニーズやイベントの目的に応じて適切な設定を行ってください。

 

Zoomウェビナーをフル活用するなら有料版「コスパを考えて」

Zoomウェビナーには無料版と有料版の2つのオプションがあります。コストパフォーマンスを考慮してどちらか選ぶことになります。

 

有料版は年123,750円~

Zoomウェビナーには無料版がありますが、制限があります。無料版の参加人数は100人までで、機能や時間の制約もあります。また、Zoomウェビナーの録画も40分までとなります。

Zoomウェビナーの有料版は、より高度な機能と柔軟性を提供します。参加者数やウェビナーの時間制限が拡張され、追加の機能やカスタマイズオプションが利用できます。有料版の価格は、プランや契約期間によって異なります。例えばZoom Sessionsコースなら1年123,750円です。

 

コスパの考え方

Zoomウェビナー有料版のコストパフォーマンスを考える際には、以下の要素を考慮するとよいでしょう。Zoomウェビナーに参加する予定の人数に応じて、無料版と有料版の制限を比較します。大規模なウェビナーやイベントを実施する場合は、コスパに関わらず有料版を導入することになります。Zoomウェビナーで必要な機能やオプションを洗い出し、無料版と有料版の違いを比較します。例えば、録画や質疑応答の機能、参加者の管理などを考慮します。また企業や組織の予算に合わせて、Zoomウェビナーの有料版を選択するかどうか判断することもできます。有料版の価格プランは柔軟であり、必要に応じて適切なプランを選ぶことができます。

コストパフォーマンスの考え方は、Zoomウェビナーを活用する目的や予算によって変わってきます。大規模なイベントやプロフェッショナルなプレゼンテーションを行う場合は、有料版が欠かせないはずです。一方、小規模なZoomウェビナーや限られた機能の使用には、無料版でよいかもしれません。最終的な判断は、具体的なニーズと予算に基づいて行うことをおすすめします。

 

Zoomウェビナーなら興味深いマーケティング・データを入手できる

Zoomウェビナーを開催すれば、きっと興味深いマーケティング・データを獲得することができます。Zoomウェビナーで集めることができるデータを紹介します。

■参加者データ

Zoomウェビナーへの参加者登録により、参加者の名前、メールアドレス、組織名、役職などの情報を収集することができます。これによりマーケティングのターゲット層をプロファイルできるので、ターゲティングされたマーケティン活動が可能になります。

■登録データと参加率

Zoomウェビナーの登録数や参加率を分析することで、参加者の関心度やZoomウェビナーへの関与度を把握できます。どのプロモーション・チャネルが効果的だったか、参加者が最も強い関心を示したトピックはなんだったか、参加しやすい日時帯はいつか、といったことを特定することができます。

■参加者の行動データ

Zoomウェビナー中の参加者の行動データを収集することができます。行動データには、チャットの活動、質問の回数、質疑応答の参加、投票の結果などがあります。

これにより参加者の関心やエンゲージメントの度合いを把握でき、次のマーケティング戦略やフォローアップに活用することができます。

■Zoomウェビナーの録画データ

ウェビナーの録画データを分析することで、参加者が最も関心を持ったトピックやセクション、参加者の再視聴数などを把握することができます。これにより、コンテンツの効果や改善点を特定し、次回のZoomウェビナーの計画やコンテンツ戦略に反映させることができます。

■評価とフィードバック・データ

Zoomウェビナー後に参加者から評価やフィードバックを収集することができます。参加者の満足度や興味度、改善点などの情報を得ることで、次回のZoomウェビナーやマーケティング活動の品質向上に役立てることができます。これらのマーケティング・データを活用することで、ウェビナーの効果や参加者の反応を把握し、マーケティング戦略の改善やターゲット層の理解に役立てることができます。これこそ「データドリブンなマーケティング」であり、自社のマーケティング・レベルを1つ上の次元に押し上げるでしょう。

 

Zoomウェビナーを使ったマーケティングを成功させるコツ

Zoomウェビナーを使ってマーケティングを成功に導くコツを紹介します。企業のマーケターが「何をしたらいいのか」を具体的に説明していきますので、本章で書かれてあることはそのまま「やることメモ」になります。

 

目的と目標の設定

どの目的に到達するためにZoomウェビナーを使うのか決めます。さらに、何をもって目的に達したといえるのかを決めるために、目標値も決めましょう。目的と目標値には例えば次のようなものがあります。

■目的

  • マーケティングと販売促進

Zoomウェビナーは、商品・サービスのプロモーションや販売促進に有効です。ウェビナーを通じて商品・サービスの特長や価値を伝え、参加者(顧客や見込み客、消費者、視聴者)をエンゲージし、購買意欲を高めることができます。

 

  • 見込み客の獲得や顧客エンゲージメントの強化

Zoomウェビナーは、見込み客の獲得や顧客エンゲージメントの強化に有効です。Zoomウェビナーに参加する人々は、関心を持っているトピックやテーマに関連する情報を求めています。Zoomウェビナーを通じて参加者との対話やコミュニケーションを活性化し、関係構築や顧客忠誠度の向上につなげることができます。

 

  • 消費者「教育」や情報提供

Zoomウェビナーは、企業が顧客を「教育」したり、顧客に情報提供したりするのに使えます。商品・サービスの使い方や最新の業界トレンドなど、参加者にとって価値ある情報を提供することができます。

 

■目標値

  • 参加者数

Zoomウェビナーへの参加者数を目標に設定することができます。目標は、ターゲット層の規模やマーケティング活動の目的に応じて定めることが重要です。

 

  • エンゲージメント

Zoomウェビナーの参加者のエンゲージメントを評価することも重要です。参加者のアクティブな参加、質問やコメントの投稿、アンケートへの回答など、参加者の参画度を測定しましょう。

 

  • 獲得見込み客数やコンバージョン

Zoomウェビナーで獲得した見込み客の人数や、その後のコンバージョン率も目標にすることができます。Zoomウェビナーに参加した人々が商品・サービスのデモンストレーションをリクエストしたか、問い合わせフォームへの記入が増えたか、実際に商品・サービスを購入したか、といった行動を評価します。

これらの目標値は、企業の具体的な目的や戦略に応じて設定されるべきです。目標値の達成度に基づいてZoomウェビナーの成功を判断し、改善点や次の戦略の立案に活かしましょう。

 

ターゲット層の特定

Zoomウェビナーの内容やプロモーションをターゲット層に合わせてカスタマイズしましょう。参加者のニーズや関心を把握し、有用な情報や洞察を提供することが重要です。

 

コンテンツの準備

魅力的で有益なコンテンツを準備しましょう。プレゼンテーション、デモンストレーション、ケーススタディ、インタビューなど、Zoomウェビナー内で展開するコンテンツは参加者(顧客や見込み客、消費者、視聴者)に価値を提供する情報で構成していきます。

 

プロモーションと登録

Zoomウェビナーの開催を宣伝し、参加者を募集しましょう。Eメール、SNS、Webサイトのバナー広告など、適切なチャネルを活用してZoomウェビナーの登録を促進します。

 

プレゼンテーションの準備

Zoomウェビナーのプレゼンテーションを準備し、練習を重ねましょう。スムーズな進行と参加者との相互作用を意識します。時間管理も重要です。

 

パネリストを用意すると充実する

Zoomウェビナーはセミナーなので、パネリストを用意するとその内容が充実するでしょう。自社スタッフだけで開催してしまうと、どうしても「自社PR」色が強くなってしまいます。そこで外部の専門家や有識者をパネリストとして招くと、主張に客観性が生まれます。

 

参加者との相互作用

質疑応答セッションやチャット機能を活用して、参加者とのリアルタイムな相互作用を促進しましょう。参加者の質問に答えたり、意見を共有したりすることでエンゲージメントを高めることができます。

 

フォローアップと評価

Zoomウェビナーのマーケティング効果を確実なものにするには、終了後も重要になります。参加者に対してフォローアップを実施してください。参加者のフィードバックを収集し、Zoomウェビナーの評価や改善点を把握します。また、見込み客やプロスペクト(今後の見通し)に対するフォローアップも重要です。

 

データの分析と改善

Zoomウェビナーではデータを収集するようにしてください。収集できるデータには参加者数、参加率、参加者の行動情報などがあり、これらを分析することでZoomウェビナーが成功したのかどうかや、どのように成功したのか(または、どれくらい失敗したのか)がわかります。データを集めることで、そのほかのマーケティング・イベントとZoomウェビナーの効果を客観的に比較できるようになります。

 

Zoomウェビナーを実施する前にテストをしよう

Zoomウェビナーの本番前にテストを行うことは非常に重要です。以下に、テストの内容と、テストで探るべきポイントを挙げます。

  • Zoomとの接続などの技術的なテスト

Zoomウェビナーを実施するにはZoomに接続する必要があるので、本番前に接続テストをしておきましょう。

また一部の参加者にテストに参加してもらい、ビデオとオーディオのクオリティや、画面共有の可否、チャット機能の稼働、質疑応答などが正常に機能するか確認します。

 

  • プレゼンテーションなどコンテンツのテスト

Zoomウェビナーでプレゼンテーションをする場合、そのコンテンツの「運び」をテストします。スライドやデモンストレーションの表示、動画の再生、画面遷移などがスムーズに行われるか確認します。

テスト形式でプレゼンテーションを見直すとNGポイントがみえてくるかもしれません。

 

  • タイム・マネジメントのテスト

Zoomウェビナーの時間管理をテストします。プレゼンテーションや質疑応答の時間配分、セクション間の移動などが予定通りに進行するか確認します。

 

  • 参加者との相互作用のテスト

参加者との相互作用を生み出せるかどうかは、Zoomウェビナーの成否を握ります。

例えば、一部の参加者に質疑応答テストに参加してもらい、模擬質問を投げかけてもらい、担当者が模擬回答をしてみてください。

 

  • 録画と再生のテスト

Zoomウェビナーの実施後にこの様子をコンテンツにするには録画する必要があります。そのため録画テストが必要です。

テストで録画したコンテンツを再放送(再生)するテストもしてください。再放送してもコンテンツの質が低下しないか確認します。

 

  • フォローアップと評価の準備

これはテストから外れるのですが、Zoomウェビナーの本番前に1)どのようにフォローアップするか、と、2)成否をどのように評価するか、の2点を決めておきましょう。フォローアップには、Eメールによる返信や参加者からのフィードバックの収集などがあります。事前に「何をもって成功とするか」を決めておくことで客観的に実施後のZoomウェビナーを評価できます。

 

Zoomウェビナーの開催と運営に必要な技術、知識、経験とは

Zoomウェビナーを実施するだけならとても簡単です。Zoomの公式サイトに書いてあるとおりに進めるだけです。しかし企業のマーケティング・レベルにまでクオリティを高めるには、担当者であるマーケターは、事前に技術と知識と経験を身につけておく必要があります。まずは何回もZoomを使い基本的な操作を覚えていきます。アカウントの作成、ミーティングの開始方法、参加者を招待する方法、画面を共有する方法は迷いなく実行できるくらいになっておいてください。参加者から技術的なことを尋ねられたら即答できる必要があります。なかには初めてZoomを使うという参加者もいるはずです。基本操作をマスターしたら、Zoomウェビナーの設定と管理方法を学んでください。Zoomウェビナーの作成、参加者の管理、オプションの設定、ウェビナーの実施と管理などに関する知識が必要です。

Zoomウェビナー内でのプレゼンテーション・スキルを磨くことも重要です。魅力的なスライド作成、情報の整理、効果的な話し方や身振り手振りなど、プレゼンテーションの技術を習得しましょう。担当者には、参加者との相互作用やファシリテーション能力(例えば会議をスムーズに進める力)も求められます。質疑応答セッションの進行や参加者とのコミュニケーション、参加者のエンゲージメントを高める技術を身につけましょう。Zoomウェビナー中に技術的な問題が発生する可能性があるため、基本的なトラブルシューティングスキルを獲得することも重要です。ネットワーク接続の問題や音声・ビデオの不具合などに対処できるようにしましょう。

 

参加者を不安にさせないようにする

リアルのセミナーに慣れている人でもZoomウェビナーに不安を感じる人がいます。不安を持たれたままでは、どれだけよいプレゼンテーションをしてもエンゲージメントは高まりません。Zoomウェビナーの参加者を不安にさせないコツをいくつか紹介します。参加予定者に、Zoomウェビナーの詳細情報を事前に提供しましょう。参加予定者にはZoomウェビナーの日時だけでなく、テーマ、目的、スケジュールなどの詳細情報も事前に提供します。参加者が「今回のZoomウェビナー」の予備知識を多く持っているほど、エンゲージメントは高まりやすくなります。Zoomの操作が苦手な参加予定者がいたら、事前にレクチャーしてもよいでしょう。技術的な不安が払拭(ふっしょく)されると、その参加予定者はプレゼンテーションに集中できます。Zoomウェビナーは予定通りに進行しましょう。時間厳守が求められます。遅れたり、無駄に延長したりすることは参加者に不安を与える可能性があります。1時間以上を予定していたら、適切なタイミングで休憩を入れましょう。また休憩中に参加者どうしがコミュニケーションを取れる場を提供することも有益です。Zoomウェビナーを終了させる前にQ&Aコーナーをつくるとよいでしょう。参加者は疑問を解消できるので、後味の悪さが残りません。

 

自社運営するか業者に頼むか:メリットとデメリット

企業がマーケティングにZoomウェビナーを導入する場合、その担当者は自社で運営するか、当社TAKE1のような動画配信業者に依頼するか、迷うところだと思います。そこで自社運営でZoomウェビナーを開催するメリット・デメリットと、業者に依頼するメリット・デメリットを紹介します。この4項目を比較して決めてみてください。

 

そもそも「自社のZoomウェビナーの運営を依頼できる業者」とは

メリット・デメリットをみる前に、もしZoomウェビナーを外注する場合、どのような業者に依頼できるのか説明します。Zoomウェビナーの運営を依頼できる業者には、ウェビナー・サービスを提供しているITサービス企業、インターネット・サービス企業、マーケティング・サポート企業、イベントプロデュース企業などがあります。業者を選ぶときのチェック項目には、Zoomウェビナーに関する知見、Zoomウェビナーの開催実績、プロモーションやデモンストレーションの提案力、コンテンツづくりの能力、外部評価、料金などがあります。

 

自社運営するメリット

企業が自社でZoomウェビナーを運営するメリットで最も大きなものは費用でしょう。自社運営はコスト安です。また自社のスタッフが自社の都合に合わせて運営できるので、柔軟性の高さも魅力です。特にブランド・コントロールやZoomウェビナーのデザイン、プレゼンテーションのスタイルは、自分たちで決めて自分たちで実行できます。さらに社内にZoomウェビナー・チームをつくれば、企画部門や営業部門、販売部門、開発部門との連携がスムーズにいき、効率的にPRできます。

 

自社運営するデメリット

自社運営のデメリットは、Zoomウェビナーの失敗リスクが高くなることです。Zoomウェビナーの開催には特殊なインターネット・スキルが必要で、社内にそのような人材がいないと「無様な」Zoomウェビナーになりかねません。それは企業のブランド・イメージを傷つけます。また集客方法や盛り上げ方、相互作用効果の高め方、マーケティング・データの抽出方法などにも特殊スキルが必要になり、このスキルを持つ人材が社内にいないと、そもそもマーケティング効果を上げることができません。

 

業者に依頼するメリット

業者にZoomウェビナーを依頼すると、専門的な知識や経験を活用できます。Zoomウェビナーのプランニングから実施、テクニカルサポートまで、総合的なサービスを受けることができます。また、業者に依頼することで自社スタッフの負担が減るというメリットもあります。担当者である社内のマーケターは、Zoomウェビナーの技術的な側面やトラブルシューティングを完全に業者に任せることができるので、自身はイベントやプレゼンテーション、マーケティング活動に専念できます。効率的にマーケティング効果を生み出すことができます。

 

業者に依頼するデメリット

業者に依頼するデメリットは2つあります。1つ目のデメリットはコストがかかることですが、これはマーケティング効果と相殺できるので、事前に費用対効果を計算する必要があります。2つ目のデメリットは社内にZoomウェビナーのノウハウが蓄積できないことです。ただこちらも、業者によっては、クライアント(発注企業)の担当者と一緒にZoomウェビナーをつくりあげることで、そのノウハウを伝授してくれるところもあります。

 

おわりに:Zoomウェビナー業者を選ぶコツ~TAKE1なら実績も豊富

最後にZoomウェビナーを業者に依頼するときのコツを6つ紹介します。

  • コツその1:専門知識と経験があるか

業者がZoomウェビナーの運営に関する豊富な専門知識と経験を持っていることを確認しましょう。

 

  • コツその2:カスタマイズの能力は高いか

自社のニーズに合わせたカスタマイズが可能かどうか確認しましょう。Zoomウェビナーのデザイン、機能、参加者管理、プレゼンテーションのサポートなど、業者が提供できるカスタマイズの範囲を把握しておいてください。

 

  • コツその3:技術サポートとトラブルシューティングの能力は高いか

業者が適切な技術サポートを提供できるかどうかも重要です。Zoomウェビナー中の技術的な問題に対処できる体制や、トラブルシューティングのプロセスについて確認しましょう。

 

  • コツその4:サービスの継続性と信頼性を確認する

業者のサービスの継続性と信頼性を評価しましょう。信頼できるパートナーであること、サーバーの安定性、セキュリティ対策、データのバックアップなどを確認してください。

 

  • コツその5:コストは価値に見合っているか

提供されるサービスの価値とコストが見合っているかどうか判断しましょう。複数の業者から見積もりを取得し、提供されるサービス内容、価格、コストパフォーマンスを比較検討することが重要です。

 

  • コツその6:評判を確認しよう

業者の過去のクライアントや顧客の評判を確認しましょう。インターネット上のレビューや推薦、実際のユーザーからのフィードバックを参考にすることで、業者の評判を把握することができます。

当社TAKE1は、この6つをすべて備えていると自負しています。企業のマーケターが「うちの会社もZoomウェビナーでマーケティングをしたい」と思い立ったら、ぜひTAKE1に相談してください。初回相談は無料で承っております。

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