2023年7月21日
【動画付き】企業が本気でyoutube ライブ配信をする方法 必要なコトと機材やり方を解説

企業が「顧客とつながりたい」と思ったらyoutubeライブ配信を試してみてはいかがでしょうか。youtubeライブ配信は生放送形式リアルタイムで情報を発信でき、配信中に視聴者とコミュニケーションを取ることができます。プロ仕様のyoutubeライブ配信をつくるコツと必要な機材やり方方法を紹介解説します。

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企業が本気でyoutube ライブ配信をする方法 必要なコトと機材やり方を解説

企業がyoutube live配信に取り組めば、PRも広告もマーケティングもプレゼンテーションもできます。youtube live配信とは、動画配信サービスYouTubeの生放送版です。これまでリーチできなかった見込み客に情報を届けることもできますし、これまでとは一味違ったマーケティング・イベントを展開することもできます。

しかしyoutube live配信は、たった1人のユーチューバーでも実施できるほど簡単です。しかしだからといって企業が簡単なyoutube live配信を実施してしまうと、いかにも「素人っぽい」ものになってしまい、それで自社の商品・サービスを紹介してしまうとブランドに傷がつくことになるでしょう。そこでこの記事では、企業が本気でyoutube live配信をするときに必要なことと、必要な機材を解説します。きちんとした機材を購入してひと手間を惜しまずつくり込むことでyoutube live配信がプロレベルになります。

 

youtube live配信とはなんなのか~これで何ができるのか

まずはそもそもyoutube live配信とはなんなのかについて解説します。企業はこれで何ができるのでしょうか。

 

テレビ局がつくる生放送番組とは似て非なるもの

YouTubeはテレビと同じ動画メディアにくくられます。そうであるならば、youtube live配信は、テレビ局が制作する生放送番組に該当しそうです。例えばプロ野球の試合の生放送番組では今起きているプレーを今伝えて、視聴者は同時刻にそのプレーをみることができます。この要素はyoutube live配信にもあります。そしてテレビがチャンネルを合わせないと好みの番組をみられないように、youtube live配信も好みの番組のURLを入力しないとみることはできません。ただし同じなのはそれくらいで、そのほかはかなり違います。

生放送番組はテレビ局が情報を提供するだけですが、youtube live配信では企業が情報を発信しながら、視聴者とコミュニケーションを取ることができます。そして生放送番組は、そのテレビ局が有する放送ネットワーク内でしか届けることができませんが、youtube live配信はインターネットを使って全世界に届けることができます。仮に生放送番組が全国ネットで放映されていても、究極のグローバル・ツールであるインターネットと比べるとローカルです。また生放送番組はテレビ局という特殊な企業しか制作・放映できませんが、youtube live配信は誰でもどの企業でも自分たちでつくって配信することができます。そしてテレビは、1つのテレビ局は1つのチャンネルしか持てませんが、youtube live配信はいくつでも番組を持つことができます。

 

youtube live配信ならこんなことができる

企業がyoutube live配信を行えば、顧客、見込み客、一般消費者とつながることができます。企業の広告担当者やマーケティング担当者は、顧客とつながりたいと思っているはずです。顧客とつながることができれば、広告効果もマーケティング効果も高まるからです。youtube live配信で企業の担当者が「この商品にはこのような特長があります」といえば、視聴者が「その特長をもっと詳しく説明して欲しい」と尋ねることができ、企業の担当者はもっと詳しく商品説明をすることができます。そしてyoutube live配信は世界中の人が視聴できます。日本企業が東京の本社事務所から、ニューヨーク在住の日本人向けに情報を発信することも可能です。YouTubeというネームバリューも、企業のマーケティング担当者には魅力的なはずです。若者や働く人たちのなかでは、YouTubeを知らない人は少数派です。したがってマーケティング担当者が「うちの会社でもyoutube live配信を始めました」といって、それを理解できない顧客はほぼ皆無です。youtube live配信は流して終わりにはならず、それを録画して再配信することで優良コンテンツになります。しかも録画はYouTubeのアーカイブという機能を使って自動で行われます。手軽さと気軽さもyoutube live配信を使うメリットです。

 

youtube live配信の仕組み

youtube live配信の仕組みを解説します。配信者(この場合は企業)が映像と音声のエンコードを行い、コンピュータやエンコーダーを介してYouTube側に送信します。それでライブ配信ができます。エンコードとは映像や音声を適切な形式に変換してストリーミング配信に適したデータにすることです。映像と音声をYouTube側に送信するには、配信者側が高速で安定したインターネット接続を確保する必要があります。適切な帯域幅と信頼性が配信品質に直接影響します。youtube live配信の双方向性は、ライブチャット機能によって実現します。これで視聴者からライブで質問を受けたりコメントをもらったりすることができます。YouTubeはライブ配信用のツールや機能を提供しており、タイトルや説明の設定、プライバシー設定、視聴者分析などの管理が可能です。

 

youtube live配信を行ううえで知っておくべきこと、やるべきこと

ある企業がこれからマーケティングの一環としてyoutube live配信に取り組むことになったとします。その担当者は、まず何をしなければならないのでしょうか。企業がyoutube live配信を行ううえで知っておいたほうがよいことを紹介します。

■youtube live配信担当者が知っておくべきこと、やるべきこと

  • 配信の目的を定めてターゲット層を定義する
  • コンテンツを用意する
  • 配信スケジュールを決めて告知
  • 質の高い映像と音声をつくる
  • 視聴者との対話を重視する
  • 配信後にフォローアップする

 

1つずつ解説します。
youtube live配信担当者まず、配信の目的とターゲット層を明確に定義しましょう。配信を通じて何を達成したいのか、どのような視聴者を想定しているのかを確定させて、戦略を立てます

次に、コンテンツの計画と準備に取りかかります。テーマやトピックの選定、スクリプトやプレゼンテーションの作成、必要な資料やグラフィックスの準備が必要です。トークができる司会者も必要になるでしょう。配信スケジュールを決め、事前にプロモーションを行います。ソーシャルメディアやWebサイト、メーリングリストなどを活用して、配信の告知と宣伝を行います。ハイクオリティな映像と音声で配信しましょう。映像はクリアで安定した画質を確保し、音声は聞き取りやすい状態にします。カメラやマイクの設置とテスト、照明の調整などを行い、プロフェッショナルな印象を与えるようにしたいものです。ハイクオリティな映像と音声には機材が必要なので、後段の「youtube live配信に必要な機材」の章で解説します。配信中の視聴者との対話はyoutube live配信の肝になります。ライブチャットやコメント機能を活用して視聴者とのやり取りを行い、質問に答えたりフィードバックを受けたりしてください。参加を促すために投票やクイズなどの双方向イベントを組み込むことも検討してください。配信後には、視聴者へのフォローアップを行ってください。コメントへの返信や質問への回答、アーカイブの提供(録画の再放送)などを行うことで、参加者との関係構築を図ることができます。また、視聴者データや分析結果を活用することで、次回の配信の改善点や戦略の見直しに役立ちます。これらのステップを意識しながらyoutube live配信に取り組むことで、効果的なマーケティングと視聴者との関係構築を促進することができます。

 

YouTubeアカウントの取得とyoutube live配信の設定方法

youtube live配信を行うにはYouTubeアカウントを取得する必要があります。そのうえでyoutube live配信の設定をしていきます。その方法を紹介します。

 

YouTubeアカウントの取得方法

YouTubeにアクセスし、右上にある「ログイン」ボタンをクリックします。ログイン画面が表示されたら、「アカウントを作成」または「新規アカウントを作成」を選択します。名前、メールアドレス、パスワードなどを入力すると、アカウントが作成されます。

 

youtube live配信の設定方法

続いてyoutube live配信の設定方法を紹介します。YouTubeにログインし、右上のアイコンをクリックして「YouTubeスタジオ」にアクセスします。左側のメニューから「クリエイターエディター」を選択します。「ライブ配信」セクションに移動し、画面右上にある「新しいライブ配信」ボタンをクリックします。配信の詳細情報を入力します。入力する項目はタイトル、説明、タグなどです。「プライバシー」設定を選択し、配信の公開範囲を指定します。公開の範囲には、公開、非公開、限定公開があります。「設定の詳細」セクションで追加の設定を調整します。モノクローム表示、配信の録画、チャットの有効化などを設定できます。必要な設定が完了したら、「作成」または「次へ」ボタンをクリックします。これでyoutube live配信の設定は完了です。設定が完了したらyoutube live配信を開始できます。配信するコンテンツや予定された配信時間に応じて、必要な準備やテストを行い、スムーズな配信を実現しましょう。

 

RTMPについての解説

専門的な話になりますが、RTMP(Real-Time Messaging Protocol)について解説します。YouTubeでライブ配信を行うには、アカウントがライブ配信を許可されている必要があります。アカウント設定や条件を確認し、ライブ配信が許可されていることを確認してください。RTMPは、ライブ配信をするための通信プロトコルです。通信プロトコルとは情報を送受信する際に使用されるルールや規約のことで、要するにコンピュータやネットワークが情報をやり取りするための取り決めです。RTMPを使用することで、ライブ映像や音声をエンコードしてYouTubeに送信することができます。YouTubeの通常の動画はhttpsプロトコルを使用して配信されますが、ライブ配信ではアップロードではなくリアルタイムに映像と音声を送信する必要があります。それでRTMPプロトコルを使うことになります。ライブ配信を行うためにはアカウントがライブ配信を許可されていることを確認し、リアルタイムに映像と音声を送信するためにRTMPプロトコルを使用します。この方法により、視聴者はリアルタイムで配信されるコンテンツを視聴することができます。

 

youtube live配信に必要な機材

企業が自社でプロレベルのyoutube live配信を行うには次の機器や機材が必要です。

  • パソコン
  • カメラ
  • キャプチャーボード
  • スイッチャー
  • マイク
  • ライブ配信デバイス

これらがなぜ必要なのか、youtube live配信でこれらをどう使うのか解説します。

 

パソコン

いわゆる素人レベルのyoutube live配信ならスマホだけで対応できますが、企業が行うyoutube live配信はプロ仕様にしなければならないのでパソコンが必要になります。パソコンのほうが効率よく、かつ確実にyoutube live配信を制御できます。パソコンを使って映像や音声のストリームをエンコードしてYouTubeに送信します。またyoutube live配信で使うコンテンツの準備や編集や作成もパソコンで行ったほうがよいでしょう。したがってパソコンは、youtube live配信に関わるスタッフが1人1台持っておいたほうがよいでしょう。

 

カメラ

youtube live配信は動画なのでカメラが必要です。カメラで配信するコンテンツの映像を撮影し、キャプチャーボードなどを介してパソコンに接続します。高品質な映像を提供するためには、ハイビジョン(HD)以上の解像度を持つカメラが望ましいです。

コストを考慮して低品質なカメラを購入してしまうと「悲劇」に見舞われます低品質なカメラだと、映像の解像度や画質が低くなる場合があります。視聴者はクリアで鮮明な映像を期待していますので、画質が低いと視聴体験が損なわれ、情報や細部の見え方が不明瞭になる可能性があります。低品質なカメラでは、映像の安定性が悪くなる可能性があります。映像のブレや揺れ、ノイズの増加は視聴者の離脱原因になるでしょう。ローライト・パフォーマンスが低下することも低品質カメラの重大な欠点です。光が不足している環境下での映像パフォーマンスが悪くなる傾向があります。暗い場所での映像品質が低下し、ノイズや粗さが目立つ可能性があります。これらの問題は、視聴者の視聴体験に悪影響を及ぼすだけでなく、プロフェッショナルなイメージや信頼性にも影響を与える可能性があります。映像品質を向上させるために、一定レベル以上の機能を持つカメラを購入したほうがよいでしょう。プロ仕様のyoutube live配信に耐えうる日本製のカメラを挙げると次の3機種になります。

  • ソニーのAlpha a6400
  • キヤノンのEOS M50
  • パナソニックのLumix GH5

これらの製品は高品質な映像と音声を提供し、youtube live配信において優れたパフォーマンスを発揮するものです。

 

キャプチャーボード

キャプチャーボードとはカメラなどの映像ソースをパソコンに接続するためのデバイスです。カメラからの映像をパソコンに取り込む役割を果たします。キャプチャーボードを使用すると、youtube live配信のクオリティが上がります。その効果を紹介します。

キャプチャーボードを使うと多様な映像ソースを接続できます。映像ソースにはカメラだけでなくゲーム機やスマートフォンなどもあります。キャプチャーボードがあればこれらの映像ソースをスムーズにパソコンに接続できます。さらにキャプチャーボードを操作することで、複数の映像ソースを切り替えながら配信することができます。例えば、プレゼンテーション映像とカメラ映像を切り替えながらライブ配信することができます。

キャプチャーボードを使うとプロフェッショナルな映像品質に仕上がるでしょう。キャプチャーボードは高品質な映像をサポートしています。デジタル信号をキャプチャーすることで、映像の解像度やクオリティを維持しながらYouTubeにライブ配信することができます。これにより、視聴者により鮮明でクリアな映像体験を提供することができます。キャプチャーボードを使うと外部デバイスとの連携が容易になります。ゲームプレイのライブ配信やモバイルアプリのデモなど、さまざまなコンテンツをキャプチャーしてYouTubeにライブ配信することが可能です。キャプチャーボードの利用は、youtube live配信において柔軟性と品質の向上をもたらします。

 

スイッチャー

スイッチャーとは、カメラやプレゼンテーションなどの複数の映像ソースを切り替える(スイッチする)ための装置です。映像の切り替えや演出を行う際に使用します。スイッチャーもyoutube live配信の品質を高めます。スイッチャーを使うと映像演出がプロフェッショナル・レベルにまで上がります。プロが必ずスイッチャーを使うのはそのためです。スイッチャーは複数の映像ソースを切り替えるだけでなく、クロスフェードやトランジションなどの映像効果を追加することもできます。これにより視覚的な魅力を向上させることができます。スイッチャーを使うとリアルタイムな切り替えと画面分割ができます。スイッチャーは瞬時に映像ソースを切り替えたり、複数の映像ソースを同時に表示したりすることができます。例えば、プレゼンテーション映像と講演者の映像を切り替えながら配信したり、画面を分割して複数の映像を同時に表示したりすることで、視聴者に情報を効果的に伝えることができます。スイッチャーを使うとオペレーション(運営や操作)がスムーズに進みます。スイッチャーには専用のコントローラーやソフトウェアが付属しており、スイッチングや演出のオペレーションを簡単に行うことができます。これにより、配信者はスムーズな操作を行いながらクオリティの高い配信を実現することができます。

youtube live配信でおすすめできるスイッチャーは次の3機種です。

  • Blackmagic Design社のATEM Mini Pro
  • Roland社のV-1HD
  • ATEM社のTelevision Studio HD

 

マイク

企業のyoutube live配信では、カメラのマイク機能は使わないほうがよいでしょう。カメラのマイクは集音機能が高くないからです。音声をうまく拾うことができないと、視聴者に情報を提供することができなくなります。企業が本気でyoutube live配信に取り組むなら、専用マイクを用意することを強くおすすめします。適切なマイクを選ぶことで、視聴者に快適な音声体験を提供することができます。youtube live配信に適したマイクは次の3機種です。

  • Audio-Technica社のAT2020USB+
  • Blue Microphones社のYeti USBマイク
  • RODE Microphones社のNT-USB

 

ライブ配信デバイス

ライブ配信デバイスは、パソコンからの映像と音声をエンコードしてYouTubeに送信するための機器です。ライブ配信を行うための信号変換や送信を担当します。具体的には次のようなライブ配信デバイスがあります。「Elgato Cam Link 4K」はカメラの映像をUSB接続でコンピュータに転送し、ライブ配信に利用することができるデバイスです。「AVerMedia Live Gamer Portable 2 Plus」はゲーム・キャプチャーカードであり、ゲームプレイや映像を取り込みながらライブ配信することができます。「Blackmagic Design Web Presenter」はカメラやコンピュータの映像をプロ品質の形式に変換し、ライブ配信に適した信号に変換するデバイスです。

これらのデバイスは、異なる用途や要件に応じてライブ配信の機能を補完する役割を果たします。選択する際には、自身のニーズや予算に合わせて適切なデバイスを選ぶことが重要です。

 

さらに高いレベルを目指す企業が持っておきたい機材や準備

ここまで紹介した機材をそろえるだけでも、初めてyoutube live配信に挑戦する企業には大変なことと思いますが、もっと高いレベルを目指すなら、まだまだ機材は必要です。ここではレベルが高いプロが使っている機材や、さらに高いレベルのyoutube live配信を実行する準備を紹介します。

 

カメラの準備とスイッチャーへの接続

youtube live配信をするためには、まずカメラを用意し、そのカメラをスイッチャーに接続します。スイッチャーは複数の映像ソースを切り替えるための装置です。youtube live配信でおすすめのスイッチャーは、ブラックマジックATEMミニプロです。ATEMミニプロを使えば、youtube live配信をスイッチャーから直接行うことができます。

 

配信機材と確認モニター

スイッチャーから配信機材と確認モニターを接続します。配信機材は映像や音声のエンコードを行い、YouTubeに送信する役割を果たします。確認モニターは配信映像を確認するために使用します。確認モニターは意外に重要で、これがないと主催者側がどのように配信されているかつかめません。

 

ライブストリーミング・エンコーダーについて

ライブストリーミング・エンコーダーは、ライブ配信を行うための映像や音声をエンコードして(圧縮して)、インターネット上にストリーミング配信するためのデバイスです。ライブストリーミング・エンコーダーを使うことで、カメラやオーディオ機器と接続し、ライブ映像や音声をエンコードしてオンラインプラットフォームにストリーミング配信することができます。youtube live配信では、このデバイスを使用して配信者が自身の映像や音声を高品質でストリーミングすることができます。

高品質なライブストリーミング・エンコーダーを使うと、映像や音声のクオリティが向上するでしょう。また安定したネットワーク接続と配信品質を維持するためにも有効です。遅延やバッファリングの問題を最小限に抑えることができるからです。おすすめできるライブストリーミング・エンコーダーはCerevo社のLiveShell X / CDP-LS04Aです。この製品は上記の特長を備えているほか、複数の入力ソース(カメラ、マイク、コンピュータなど)に対応しています。これにより、配信者は様々な映像や音声を組み合わせてライブ配信を行うことができます。

 

パソコンとスマホでの配信内容確認

配信を行う際には、パソコン上で配信内容を確認することができます。また視聴者の多くはスマートフォンでみるので、スマホでも配信内容を確認したほうがよいでしょう

 

準備ができたらさあ配信開始

準備が整ったら配信するだけです。youtube live配信当日にやることを順を追って説明します。

  • ライブストリーミング機能を有効にする

YouTubeスタジオにアクセスし、ライブストリーミング機能を有効にします。

  • エンコーダーを設定して接続

youtube live配信に使用するエンコーダー・ソフトウェアまたはライブ配信デバイスを設定します。YouTubeの指示に従い、エンコーダーをYouTubeに接続します。

  • 配信タイトルと設定の入力

配信のタイトルや説明、カテゴリなどの詳細設定を入力します。視聴者に対して配信の内容や目的を明確に伝えることが重要です。

  • 配信プライバシーと公開範囲の設定

配信のプライバシー設定や公開範囲を選択します。配信を限定公開するか、一般公開するかなどを選択します。

  • 映像と音声のテスト

エンコーダーの設定や接続が正しく行われていることを確認するため、映像と音声のテストを行います。映像がクリアで鮮明であり、音声が適切に聞こえることを確認します。

  • 配信開始と配信内容の管理

配信を開始し、youtube live配信が開始されることを確認します。配信中はコメントの管理や視聴者との対話を行い、コンテンツの品質や視聴体験を最大限に向上させます。

 

配信中は視聴者コメントや視聴数も確認できる~テレビの生放送より優れている?

冒頭でyoutube live配信とテレビの生放送番組を比較しましたが、コスト面でも、自由度でも、認知度でも、手軽さでも、現代のマーケティング・ニーズに的確に応えることができるのはyoutube live配信でしょう。そしてyoutube live配信では、主催者は視聴者のコメントを確認できるだけでなく、視聴数も確認することができます。これはテレビでは不可能です。

 

視聴者のコメントを確認する

youtube live配信では、視聴者がリアルタイムでコメントを投稿することができます。主催者はこれらのコメントを配信画面上で確認することができます。コメントはチャットボックスに表示され、主催者はコメントに対して返信や反応をすることができます。視聴者のコメントは、配信内容へのフィードバックや対話の機会となります。

 

視聴数を確認する

youtube live配信では、配信中や配信終了後に視聴者数を確認することができます。主催者はリアルタイムで視聴者数を把握することができますし、配信終了後には総視聴者数を確認できます。これにより、配信の人気度や視聴者の反応を把握することができます。

 

企業(主催者)が獲得できるメリットとは

これらのyoutube live配信の特徴は、企業(主催者)に多くのメリットをもたらすはずです。視聴者のコメントを確認することで、リアルタイムで視聴者との対話ができます。主催者は視聴者の質問に答えたり、コメントに応えたりすることで、より直接的なコミュニケーションを築くことができます。視聴者のコメントは、配信コンテンツの改善に役立ちます。視聴者からの意見やフィードバックを受け取りながら、次回の配信や将来のコンテンツ作成に反映することができます。視聴数の確認は、配信の人気度や影響力を評価するために役立ちます。視聴者数の増加や視聴時間の延長など、配信の成果を測定することができます。

 

トラブル防止のための準備

youtube live配信において想定される代表的なトラブルと、それぞれの防止策を紹介します。

 

インターネット接続の問題

インターネット接続に問題が起きるとすべての準備が水泡に帰します。高速かつ安定したインターネット接続を確保し、配信前に事前に接続のテストを行いましょう。有線接続を使用するか、Wi-Fiの信号強度を確認しましょう。

 

映像や音声の遅延

映像と音声の遅延は、視聴者にストレスを与え離脱要因になります。配信エンコーダーの設定を最適化し、適切なビットレートとキーフレーム間隔を選択しましょう。また、エンコーダーとYouTubeのサーバーの距離を最小限に抑えることも重要です。

 

エンコーダーや配信ソフトウェアのクラッシュ

エンコーダーや配信ソフトウェアなどが故障しても、youtube live配信は中断を余儀なくされます。ソフトウェアは最新バージョンのもの使用し、コンピュータのリソースを適切に管理します。バックアッププランとして、代替のエンコーダーやソフトウェアを準備しておくことも検討しましょう。

 

音声の不良

音声の不良もyoutube live配信で起きがちです。司会者の声が聞こえなければ、視聴者は情報を得ることができません。高品質なマイクを使用し、騒音を避けるための静かな環境を確保しましょう。音声レベルを適切に調整し、エコーやノイズの問題がないことを確認してください。

 

著作権侵害やコンテンツ制限に注意を

youtube live配信の主催者である企業は、そこで発信した情報に関する全責任を負うことになります。企業の担当者がyoutube live配信を使って意図的に著作権侵害をすることは考えづらいのですが、誤って著作権を侵害してしまうこともあります。例えば、会社の会議室でyoutube live配信しているときに、近くに置いてあったテレビのスイッチが入っていてそれを写してしまうと著作権に抵触する可能性があります。またYouTubeはコンテンツ制限というルールを持っていて、特定の条件やガイドラインに違反するコンテンツの配信を制限(ストップ)しまう。コンテンツ制限されることは、単に動画を配信できないだけにとどまらず、「あの企業はYouTubeのルールを守れなかった」というレッテルを貼られることになりかねません。配信するコンテンツが著作権侵害や制限事項に抵触しないことを確認しましょう。事前に使用許可を取得するか、自社のコンテンツだけでyoutube live配信を作成することをおすすめします。これらのトラブルは事前の準備と予防策により最小限に抑えることができます。

 

アーカイブに残せば再生回数をあとから増やせる

youtube live配信はアーカイブに残ります。アーカイブとは、録画して再生する機能のことです。youtube live配信の視聴者数が少なくても、コンテンツとして高い価値を持つ作品にさえ仕上がっていれば、再生によって視聴者を増やすことができます。視聴者数をあとからでも増やせることはyoutube live配信アーカイブの重要なメリットです。なぜならこれによりマーケティング効果や宣伝効果を高めることができるからです。「だからyoutube live配信はクオリティが重要なのである」といえます。

 

追加で視聴者を獲得できる

ライブ配信が終了した後でも、アーカイブとして保存された配信を視聴することができます。このため、ライブ配信時に参加できなかった人や再度みたいと思った人があとから配信を視聴し、再生回数が増える可能性があります。

 

時間の制約を受けない

ライブ配信はリアルタイムで行われるため、すべての顧客、見込み客、消費者が同時に参加できるわけではありません。しかし、アーカイブとして保存された配信は、あとから好きな時間に視聴することができます。これにより、時間の制約を受けずに多くの人にコンテンツを届けることができます。

 

長期的な影響力

アーカイブされたライブ配信は、配信終了後も長期間にわたって視聴される可能性があります。これにより、ライブ配信の内容や主催者のメッセージが長期間にわたって視聴者に届き、影響力を持続させることができます。

 

分析することで改善できる

アーカイブされた配信は、YouTubeの分析ツールを使用して視聴データを収集することができます。これにより、視聴者の動向や傾向を把握し、今後の配信やコンテンツ制作の改善に役立てることができます。以上のように、ライブ配信をアーカイブに残すことで再生回数を増やすことができます。これにより、視聴者の獲得や長期的な影響力の確保、データ分析と改善の機会など、主催者にとって多くのメリットが生じます。

 

楽しんで視聴してもらうにはテロップや演出、企画を考えることが重要

youtube live配信を楽しんでもらうためには、テロップや演出、配信企画を考えることが重要です。以下にそれぞれの要素について詳しく解説します。

 

テロップ

テロップは配信画面に表示される文字情報で、視聴者に対して情報を提供したり、メッセージを伝えたりする役割を果たします。テロップを活用することで、視聴者は配信の内容や進行を理解しやすくなります。例えば、ゲストの名前やトピックの紹介、特別なお知らせなどをテロップで表示することができます。

 

演出

演出は、映像や音声の面で視聴者に魅力を与える要素です。例えば、BGMの選定や効果音の利用、映像の切り替えやトランジションの使用、スクリーン分割などの演出を取り入れることで、配信のエンターテイメント性や視覚的な魅力を高めることができます。

 

企画

企画とはいわば、視聴者に興味を引くコンテンツやイベントを計画することです。例えば、ゲーム実況やトークショー、クイズなどの対話型コンテンツ、特定のトピックに関連したディスカッションなど、視聴者が参加しやすく、楽しめる企画を考えることが重要です。また、視聴者からのコメントや質問への対応や視聴者参加型の企画なども配信の魅力を高める要素となります。これらの要素を組み合わせて、youtube live配信の魅力を高めて、視聴者に楽しさを提供していきましょう。

 

まとめ~利益を生むyoutube live配信にはプロの力が必要なはず

企業がコストと手間と時間をかけてyoutube live配信を行う以上、利益を生まなければならないはずです。その利益には商品やサービスの売上高のアップだけでなく、企業のブランドイメージの向上や、顧客や見込み客を楽しませることも含まれるでしょう。そして企業が本気で「youtube live配信で利益を生み出したい」と考えるのであれば、映像のプロの力を借りることをおすすめします。

プロの力を借りれば、高品質な映像によるyoutube live配信が可能になります。映像のプロフェッショナルは、豊富な知識と経験を持っており、映像制作において高い品質を提供することができます。プロの技術と技能によって、視覚的に魅力的で鮮明な映像が作り出され、視聴者の印象を向上させることができます。

プロの力を借りれば、効果的なストーリーテリングが可能です。映像制作のプロは、ストーリーテリングのテクニックに優れています。適切な映像の構成や編集、映像と音楽の組み合わせなどを通じて、魅力的で物語性のあるストーリーを作り出すことができます。視聴者の興味を引きつけ、配信コンテンツのメッセージを効果的に伝えることができます。

映像のプロは、映像制作における最新の技術やツールを熟知しています。高度な編集技術や映像効果、カメラの使い方などを駆使して、視聴者に対してクオリティの高い映像体験を提供することができます。

プロの映像制作によって、企業のブランドイメージや専門性をより強調することができます。映像のプロフェッショナルは、企業のコアメッセージやブランドアイデンティティに応じた映像表現を行い、視聴者に強い印象を与えることができます。映像制作は時間と労力を要する作業です。プロの映像制作者に依頼することで、企業は自社のリソースを他の重要な業務に集中することができます。プロが映像制作を担当することで、クオリティの高い映像を効率的に作成し、企業の配信活動をスムーズに進めることができます。

以上のように、映像のプロに頼ることには高品質な映像制作、効果的なストーリーテリング、専門知識と最新技術の活用、ブランドイメージの向上、時間と労力の節約といったメリットがあります。企業が利益を生むyoutube live配信を目指す場合、プロの力を借りることで配信コンテンツのクオリティや視聴者の満足度を高めることができます。

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