2023年9月4日
【動画付き】ライブ配信アプリ、おすすめランキング12選

ライブ配信アプリは、個人の自己表現ツールにも、企業のマーケティング・ツールにもなります。たださまざまな企業がライブ配信アプリを出していて、選択に迷うほどです。そこでライブ配信アプリとは何かを解説したうえで、おすすめの12種類を紹介します。

 

TABLE OF CONTENTS

【動画付き】ライブ配信アプリ、おすすめランキング12選

ライブ配信アプリは、個人や企業がリアルタイムで映像や音声を配信するためのプラットフォームです。これにより、配信者は社会や世の中の人々や消費者や顧客に、さまざまな情報を伝えることができます。また、配信者と視聴者との間で直接的な対話やコミュニケーションを可能にするのも、ライブ配信アプリの重要な機能といえるでしょう。この記事では、ライブ配信アプリの特徴や使い方、そして個人と企業がそれぞれ活用する際のメリットや注意点について詳しく解説します。おすすめのライブ配信アプリを12種類紹介します。

 

ライブ配信アプリとは

そもそも、ライブ配信アプリとはなんなのか。まずはこの疑問を解消していきましょう。その仕組み、ライブ配信アプリでできること、これを使う個人や企業にもたらされるメリット、について解説します。

 

ライブ配信アプリの仕組み

ライブ配信アプリは、高度なテクノロジーや情報インフラストラクチャーを連携させてつくられています。その仕組みはとても複雑なので、配信者目線と視聴者目線から紹介していきます。ライブ配信アプリの出発点は配信者です。配信者はスマートフォンやパソコンを用いて、カメラやマイクをセットアップし、コンテンツを配信します。コンテンツには情報提供、商品紹介、ニュース解説、トーク、音楽演奏、ゲーム実況などがあり、例えばテレビ番組やYouTube番組のコンテンツはすべてライブ配信アプリのコンテンツになりえます。配信者が用意した映像や音声データは、エンコーディングと呼ばれる処理を通じて、デジタルデータに変換されます。この過程で、高品質な映像と音声を効率的に配信するために、データを最適化する作業が行われます。配信者は、専用のライブストリーミング・プラットフォームにアクセスし、事前に取得したアカウントでログインします。このプラットフォームは、配信者が映像や音声を送信し、視聴者とのコミュニケーションを取るための基盤となります。配信者はさらに、エンコーディングされた映像と音声データをライブストリーミング・プラットフォームに送信します。このデータは、インターネットを通じてサーバーにアップロードされます。

続いて視聴者目線からライブ配信アプリをみていきましょう。

視聴者は、専用のアプリケーションやウェブブラウザを通じて、配信者のライブ配信を視聴するためのURLにアクセスします。ライブストリーミング・プラットフォームは、視聴者のアクセスを受け付け、映像や音声をストリーミング形式で提供します。視聴者がライブストリーミング・プラットフォームにアクセスすると、専用のプレイヤーが起動されます。このプレイヤーは、配信者から送信された映像と音声データを受信し、リアルタイムで再生します。視聴者はさらに、プレイヤー上でコメントやリアクションを送信することができます。リアクションとは、いいねやエモーションなどのことです。

視聴者のこのような行動に対して配信者は、リアルタイムで応答することができます。これにより双方向のコミュニケーションが成立するわけです。配信者が配信を終了すると、映像と音声の送信が停止されます。これにより、視聴者はライブストリーミングを終了しますが、あとからアーカイブとして再視聴することができます。

 

要するに何ができるのか

ライブ配信アプリは、さまざまな用途で活用されています。個人の場合、日常の生活や趣味、特技、ライブパフォーマンスの披露が可能です。また、個人間や小さいコミュニティ内でのコミュニケーションも可能にします。多様なコンテンツを配信することができます。企業は商品やサービスの紹介、イベントの実況中継、プロモーション活動など、ブランドのアウトリーチや顧客との関係構築を行う手段としてライブ配信アプリを利用しています。

 

これを使うとどのようなメリットが得られるのか

ライブ配信アプリを使うことで得られるメリットを紹介します。個人が使うメリットは、コミュニケーションと交流です。ライブ配信アプリを使うことで、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。コメントやリアクションを受けて、視聴者との交流を楽しむことができます。さらに個人は、自身の才能や趣味を他人と共有できるようになります。自分の才能をアピールし、ファンや仲間を増やすことができます。ファンからサポートを受けることも、個人のライブ配信アプリ・ユーザーの楽しみになるでしょう。ライブ配信アプリには、視聴者からギフトや寄付などのサポートを受ける機能が備わっています。ファンが応援の意味を込めて贈り物をすることで、配信者はモチベーションを向上させることができます。

企業がライブ配信アプリを使うメリットには、ブランドの露出と認知度向上があります。ライブ配信を通じて商品やサービスを紹介することで、ブランドの知名度を高めることができます。リアルタイムの配信は視聴者の興味を引きやすく、ブランドイメージを構築します。そして企業は、ライブ配信アプリを使って顧客と対話できるので関係構築が進みます。顧客からの質問やコメントに対してリアルタイムで応えることで、顧客から信頼される企業になることができるでしょう。マーケティングにライブ配信アプリを使う企業もあり、新商品やキャンペーンを発信することができます。実際の使用例のデモンストレーションなどをライブ配信を通じて行うことで、効果的なプロモーションが可能になるでしょう。

 

どのような種類があるのか

ライブ配信アプリは、用途やターゲットによってさまざまな種類が存在します。アーティストやアイドルのファンとの交流を重視したもの、ゲーム実況やトーク・コンテンツを中心のもの、商品の宣伝やイベント中継を行うのに適したものなど、ニーズに合わせて選択できます。

 

ライブ配信アプリを使うときの注意点

ライブ配信アプリを使うときの注意点を、個人と企業にわけて解説します。

 

個人:自身のスタイルやイメージに合っているか

個人は配信するコンテンツが自身のスタイルやイメージに合っているかを検討しましょう。視聴者の興味に合わせた内容を提供することが大切です。また視聴者とのコミュニケーションをどのように取るかを考えましょう。コメントやリアクションに返信することで、よりファンとの関係を築くことができます。

 

企業:ターゲットにマッチしているか

企業がライブ配信アプリを使うときは、ターゲットとのマッチングを考慮します。ターゲットにする顧客層に合ったライブ配信アプリを選びましょう。顧客の好みや利用傾向に合致するライブ配信アプリを選択することでプロモーションの効果が上がります。多くのライブ配信視聴者は、企業が運営していることを知ると期待値を上げます。「企業がつくるコンテンツなら役に立つはずだ」「面白いはずだ」と考えます。そのためライブ配信を行う企業は、コンテンツのクオリティを高めなければなりません。配信するコンテンツのクオリティを高めることで、視聴者の関心を引きやすくなり、紹介する商品やサービスに魅力を感じてもらえるようになります。映像や音声の品質に注意を払いましょう。

 

12種類のライブ配信アプリを一気に紹介

多種多様なライブ配信アプリのなかからおすすめできる12種類を厳選したので紹介します。

 

ミクチャ(MICO)

ミクチャ(MICO)の運営会社は株式会社DONUTS(本社・東京都渋谷区)です。ミクチャ(MICO)の特徴はショートムービーやライブ配信を通じて、クリエイターが自身の才能や趣味を発信できるところにあります。配信者は視聴者からアイテムやギフトを受け取ることができます。自己表現やエンターテインメントを追求するコンテンツが多い傾向にあり、若者を中心に人気を集めています。ミクチャ(MICO)を使うメリットは、幅広いコンテンツが提供されており、クリエイターと視聴者とのコミュニケーションが盛んである点です。ユーザーどうしのコミュニティがいくつも形成されている点も、配信者には魅力でしょう。

 

17LIVE

17LIVEの運営会社は17LIVE株式会社(本社・東京都港区)です。17LIVEの特徴はインフルエンサーやタレントがライブ配信を行い、ファンとのコミュニケーションを充実させられるところです。ファンは配信者にギフトやプレゼントを送付できます。17LIVEを使うメリットは、著名人や有名人が利用しているため、ファンとの交流を楽しめることです。また特定のテーマにこだわったコンテンツが多い傾向があるので、それに「はまる」配信者は視聴者の支持が得られやすいでしょう。

 

BIGO LIVE

BIGO LIVEの運営会社はシンガポールのBIGO TECHNOLOGY PTE. LTD.です。BIGO LIVEの特徴はグローバルに展開するライブ配信プラットフォームであるところです。ゲーム実況や歌唱、トークなど、多岐にわたるコンテンツが提供されています。BIGO LIVEを使うメリットは国際的なコミュニティと交流ができる点です。ギフトやダイヤモンドなどの仮想アイテムを使ってサポートを受けることができます。

 

IRIAM

IRIAMの運営会社は株式会社IRIAM(本社・東京都渋谷区)です。IRIAMの特徴は、配信者に音楽アーティストやライターが多いこと。さまざまなクリエイターがファンとの交流を楽しんでいます。視聴者はクリエイターの日常やパフォーマンスを視聴できます。IRIAMを使うメリットはアーティストと直接コミュニケーションができることです。ファンどうしの交流や情報共有が活発なところもIRIAMの魅力です。ただIRIAMについてはアプリのUIや操作性に改善の余地があるとの指摘があります。

 

LINE LIVE

LINE LIVEの運営会社はあのLINEのLINE株式会社(本社・東京都新宿区)です。LINE LIVEの特徴は、LINEアプリ内で提供されるライブ配信プラットフォームであるところでしょう。ユーザーどうしのコミュニケーションを重視していて、コメントやスタンプを通じて視聴者とやり取りができます。LINE LIVEを使うメリットは、LINEユーザーがLINE内ですぐにアクセスできるところで、まさにLINE感覚でライブ配信ができます。アイドルや有名人の配信も多く、視聴者との交流が楽しめます。ただLINE LIVEについては、コメント欄での誹謗中傷など、ネガティブなコミュニケーションが問題となることがあります。人気が高いゆえの弊害といえるでしょう。

 

Mirrativ

Mirrativの運営会社は株式会社ミラティブ(本社・東京都目黒区)です。Mirrativの特徴はスマートフォン画面上の操作で簡単にリアルタイムで配信できる点です。ゲームプレイの配信が主流で、プレイヤーどうしの交流やコミュニケーションが活発に行われています。Mirrativを使うメリットはゲーム実況やプレイ動画を手軽にシェアできることです。プレイヤーどうしのコミュニケーションを楽しむことができます。ただMirrativについては、ゲームによっては画面の情報が複雑でわかりにくい、という指摘があります。また、一部の配信者が無断で他人のゲームプレイを配信するといった問題もあります。

 

Pococha

Pocochaの運営会社は株式会社ディー・エヌ・エー(本社・東京都港区)です。Pocochaの特徴は、個人がライブ配信を通じて自分を表現し、コミュニケーションを図れるところです。ゲーム実況や日常の様子など、さまざまなテーマのコンテンツが配信されています。ユーチューバーなどのインフルエンサーのマネジメント事業を行っているUUUM株式会社と提携しているところも特筆に値します。Pocochaを使うメリットは、コメントやギフトなどを通じて視聴者と密接につながることができることでしょう。シンプルなUIは使いやすいと評判です。

 

REALITY

REALITYの運営会社はRELITY株式会社(本社・東京都港区)です。REALITYの特徴は、アーティストやクリエイターがファンとリアルタイムで交流することを目的としたライブ配信を多く行っている点です。コンサートやトークイベントといったコンテンツがよく配信されます。REALITYを使うメリットはアーティストとの直接的な接触ができるところです。多様なイベントが提供され、ファンどうしのコミュニケーションも活発です。

 

SHOWROOM

SHOWROOMの運営会社はSHOWROOM株式会社(本社・東京都渋谷区)です。SHOWROOMの特徴は、アーティストやアイドルが自身のライブ配信を行うところです。SHOWROOMを使うアーティストはファンとのリアルタイムなコミュニケーションを重視していて、視聴者はコメントやギフトを通じてアーティストをサポートできます。SHOWROOMを使うメリットは、ファンとの交流が活発で、アーティストの日常やパフォーマンスを身近に感じることができる点です。ただSHOWROOMには、一部のアーティストが過度にプライベートな内容を公開することがあり、プライバシーの問題が指摘されています。

 

Spoon Radio

Spoon Radioの運営会社は株式会社Spoon Radio Japan(本社・東京都千代田区)です。Spoon Radioの特徴は、ボイスコンテンツを中心に提供するライブ配信プラットフォームであることです。ラジオ番組のような形式でパーソナリティとリスナーとのコミュニケーションを楽しむことができます。Spoon Radioを使うメリットは、ボイスコンテンツの提供がメインであることから、通勤中や作業中に気軽に楽しめるところです。リスナーどうしのコミュニケーションも活発です。

 

TwitCasting(ツイキャス)

TwitCasting(ツイキャス)の運営会社はモイ株式会社(本社・東京都千代田区)です。TwitCastingの特徴は、リアルタイムでのライブ配信に加えて、過去の配信も視聴可能であるところです。主に個人の配信者が利用していて、さまざまなテーマでコミュニケーションを図っています。TwitCastingを使うメリットは、配信者が幅広いジャンルで活動しており、興味のあるコンテンツを探しやすいところです。ただライブ中のコメントが多すぎて読みづらい、という指摘もあります。

 

Twitch

Twitchの運営会社は、あのAmazonの子会社であるTwitch Interactive, Inc.で、アメリカに本社があります。Twitchの特徴はゲームプレイのライブ配信を中心に、さまざまなカテゴリのコンテンツが提供されていることです。プレイヤーと視聴者とのリアルタイムな対話が重要視されています。Twitchを使うメリットは、多くのゲーム実況者やクリエイターが集まっていることで、コンテンツの質が比較的高いところでしょう。視聴者はチャットや寄付などを通じてコンテンツ制作者を支援できます。Twitchの気になるところは、一部のコンテンツが過激であるため、年齢制限などの規制が求められることです。

 

実際の利用シーンを考える「こんなふうに使ってみては」

ライブ配信アプリについて理解が深まったところで、個人や企業が、実際にこれを使うシーンを考えてみます。個人向けと企業向けにわけて、「こんなふうに使ってみてはいかがでしょうか」という例を提示します。

 

個人向けの利用シーン

個人向け利用シーンを3パターン紹介します。

 

利用シーンその1:ミュージシャンがギター演奏を披露する

1人のミュージシャンが自宅のリビングでギターを持ち、ライブ配信アプリを通じて自身の音楽を披露しています。彼の演奏を視聴するファンたちは、コメント欄に感想やリクエストを投稿し、アーティストとリアルタイムで交流しています。これにより、アーティストは音楽の才能をファンにアピールでき、ファンはアーティストを身近な存在に感じることができます。

 

利用シーンその2:自身が考案した料理レシピを紹介する

あるユーチューバーが自身のライブ配信アプリを通じて、普段の生活を視聴者と共有しています。配信では、料理のつくり方から趣味の話まで幅広いトピックを取り上げ、視聴者とのリアルタイムなコミュニケーションを楽しんでいます。視聴者からは「美味しそう」や「私も同じ趣味がある」などのコメントが寄せられ、ファンを身近に感じることができます。

 

利用シーンその3:自身のアトリエからライブ配信して作品の販促をする

アート好きなある個人が、ライブ配信アプリを使って自分のアトリエからアート制作の過程を配信しています。視聴者はアーティストの創作意欲に共感し、作品についての質問やコメントを送ります。アーティストは実際に作業しながらコミュニケーションを深めていくことができるので、自身のアート作品を広く知ってもらうことができます。したがって作品の販促に使うことができます。

 

企業向けの利用シーン

企業はライブ配信アプリを、商品やサービスのプロモーションや情報発信に使うことができます。

 

利用シーンその1:新しいスポーツ用品の使い方を解説する

あるスポーツ用品メーカーが、新商品の発表をライブ配信アプリを通じて行っています。担当者は新商品の特長や使用方法を視聴者に詳しく解説し、実際に商品を使用しながらデモンストレーションを行います。視聴者からは「この機能がすごい」や「欲しい」といったコメントが寄せられ、新商品の興味を引くことに成功しています。

 

利用シーンその2:新作ファッションをいち早く紹介できる

有名なファッションブランドが、新作アイテムの展示会をライブ配信アプリを通じて実況中継しています。配信者は会場内を歩きながら新作アイテムの魅力やデザインについて解説し、視聴者にリアルタイムで情報を提供しています。視聴者は新作アイテムに興味を持ち、購買意欲が高まる一方、会場に行けない人たちもイベントの雰囲気を味わうことができます。

 

利用シーンその3:テクノロジーの専門家が最新事情を解説する

あるテクノロジー企業が、業界の専門家を招いたトークセッションをライブ配信アプリを通じて行っています。専門家は最新のトレンドや技術について解説し、視聴者からの質問にも答えます。この企業は専門的な情報提供を通じて、業界内での信頼性を高め、専門家との交流を促進しています。

 

まとめ~とても優れたスーパー・ツール、あとはコンテンツ次第

ライブ配信アプリは、個人には自己表現の場になり、企業にはマーケティング・ツールにも顧客とコミュニケーション・ツールにもなります。ライブ配信アプリが注目されているのは、ファン、視聴者、顧客、見込み客といった世の中の多くの人々が、ライブ配信を心待ちにしているからです。視聴者は、才能あるアーティストや表現者、魅力的な企業のパフォーマンスやコンテンツを「ライブで観たい」と思っているのです。

ライブ配信アプリは交流にも、コミュニケーションにも、情報発信にも、PRにも、マーケティングにも使える優れたスーパー・ツールです。ライブ配信アプリを使いこなすことができるようになったら、あとは魅力的なコンテンツをつくるだけです。AVII IMAGE WORKSは「あなた」と「御社」のライブ配信アプリを成功に導くコンテンツをつくります。

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